大人の発達障害は遺伝?遺伝しやすい症状とは?

      2015/08/17

大人の発達障害は遺伝かという問題については、どの本でもあいまいな書かれ方をしています。また、どの論文でも明確に断定することを避け、決定的な論文も発表されていません。

まだ証明されていない問題です。

大人の発達障害・遺伝しやすい症状はある?

大人の発達障害だけでなく、脳の機能障害や機能の未発達による障害はあります。ですが、知的障害やてんかんなど、もうずいぶん昔からわかっている脳の機能障害に、遺伝しやすい特徴はあるのでしょうか。

あなたはてんかんをご存知ですか?てんかんは、脳の一部分~全体が過度な電気的興奮によって、体に痙攣が起こる発作を持っています。

これは人口の0.5%~1%いるといわれています。

遺伝的傾向は認められません。

しかし、100人に一人はてんかんの患者さんがいるということは、あなたの直系の親を7代さかのぼると必ず1人は発症していることになります。普段会わない親戚でも、身内となるとかなりの人数になります。

父方、母方、父母の兄弟などを調べると、3世代ほどで100人とつながることもざらではありません。

昔は兄弟数が多かったからです。

なので、皮肉なことに、「てんかんの患者の身内にはてんかんもちがいる」という割合の話になってしまうのです。

これが、脳の機能障害遺伝説を根強くいう人がいる背景です。

大人の発達障害・遺伝説について

大人の発達障害は遺伝するという説が、あなたに今結婚をためらわせているかもしれません。あなたの両親も、あなたには言わないまでも、気にしている人がいるかもしれません。

ですが、てんかんのような脳機能障害は、病気の自然発生率と遺伝する確率が同じ程度だといわれています。

つまり、自然に出てくる可能性と同じだということです。

性格の傾向というのは確かにあります。父母が極度のきれい好きなら、子供もきれい好きに育つかもしれません。

隔世遺伝という言葉もありますが、祖父や祖母に育てられた孫なら、食べ物の好みは祖父母に似ることもあるでしょう。

怖いのは、私たちはこれすら「遺伝」と思ってしまうことがあるということです。

娘の料理の味が母に似るのは当たり前です。

それは、遺伝ではなく、環境なのではないでしょうか。

遺伝説をうのみにしてはいけません。あなたの目から見て、父親や母親は自分の症状と似ている困ったことがあるのかもしれません。

しかし、遺伝説は今のところ何も根拠のないものだということは理解しておいてください。

大人の発達障害遺伝説・不安なときは

大人の発達障害でお悩みのあなたは、それでも心配なことがあるでしょう。不安なときは、専門家に相談することをおすすめします。

脳の研究は日々進んでいます。

最先端で働いている医師や勉強熱心なカウンセラーは、日々進んでいる研究に接しています。

最新の情報が得られることがあります。

妊娠したいと思ったとき、息子や娘が発達障害になったら自分のせいだ、と悩んで踏み切れない方も多いようです。知恵袋などを見ると、この問題の相談が結構行われています。

しかし、気を付けてほしいのは、ネットの情報は完全ではありません。

答えているのは専門家ではないかもしれない怖さがあります。

きちんとした1次情報を得ることが、安心への第一歩です。

本当にお悩みなら、公的機関をきちんと利用することです。

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