大人の発達障害に原因はあるのでしょうか?

      2015/08/18

大人の発達障害などの障害が発覚すると、原因を考えたくなりますよね。特にあなたが発達障害だとすると、両親は、「何がいけなかったんだろう…」と考えてしまいがちです。

大人の発達障害の原因は何なのでしょうか?

そもそも、あるのでしょうか。

大人の発達障害の原因・家庭環境?

発達障害の家族を抱える家庭が、一番悩むのが、「家庭環境が悪かったんじゃないか」ということです。発達障害は脳の機能障害だということはわかっているのですが、まだまだ原因は不明です。

そのため、さまざまな「こうなんじゃないか」が氾濫しています。

胎児の時に栄養不良だったのでは、化学物質の影響だ、アレルギーの親から生まれるとなりやすい…などと、専門家の目から見ると「?」という意見もたくさん氾濫しています。

こうした怪しい情報に踊らされないように、原因などを調べるなら、きちんとしたニュースソースのものから調べたほうがいいと思います。脳の機能障害と言っても、原因は様々です。

遺伝子の異常や染色体異常、胎児だった時の病気への感染、出生後の病気など、脳の機能に影響が出る原因は様々に考えられます。

家庭環境が劣悪だった場合、脳に外傷を負えば脳の機能は損傷しますが、このようなことがない場合、今の時点では、原因を家庭環境にあると決めつけるのは危険です。

大人の発達障害の原因・遺伝?

大人の発達障害でお悩みのあなたは、兄弟や親せきに自分と似たような特性を持つ人がいますか?これは大変判断が難しいところで、発達障害は、今「発達障害」と名前が付けられてから認定者数がどんどん増えています。

なので発達障害自体が増えている印象を与えてしまいますが、認定基準ができる以前は、放置されていたわけです。

なので、増えているのか減っているのか、正確なところは誰にもわかりません。

初めての発達障害用の検査であるwiscが日本に取り入れられたのは、1949年です。

歴史はこんなに浅いのです。

そもそも発達障害は、昔ですと「強い個性」「変わり者」「癇癪持ち」で済んでいました。個性なので、遺伝するように見えることもあります。

ですが、本当に遺伝かどうかということは、遺伝子の判読、解明を経なければわかりません。

遺伝子の異常か、異常だとしたらどんな原因で起こるのか、などの解明はまだ先です。

この分野は本当に研究途上なので、「発達障害は遺伝」と言い切ってしまうことは、危険です。

大人の発達障害の原因・喫煙?

大人の発達障害の中に、adhdという注意欠損・多動症候群といわれるものがあります。こちらについては、研究が早かったため、少しわかっていることがあります。

「妊娠中の喫煙は、adhdの発症率を2倍に上げる」ということがわかっています。

喫煙は、妊婦が自分で吸うことだけではありません。

受動喫煙といわれる喫煙の種類は、配偶者や会社などで吸っている煙を吸い込むことで、自分は喫煙をしていなくても喫煙をしたと同じことになってしまうことです。

また、飲酒によるアルコールの摂取は、障害の種類にかかわらず胎児を傷つけてしまうことが多いようです。妊娠中の薬の摂取も、同様です。赤ちゃんの時にはわからなくても、4歳、5歳、6歳など就学年齢に近づくにつれてわかってくる発達障害は、これは障害なのかどうか親がたいへん悩む、という特徴があります。

ほかの知的障害と違い、見た目は全く分からないからです。

2010年から、5歳児検診での発達障害での見極めが全国55都市で行われると発表されました。原因の解明よりも、今いる発達障害の人の暮らしやすい環境のための、重要な試行です。

 - 発達障害の原因